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象印 『ブランドの構築』

象印について

象印は拠点を大阪に置きます。1918年に設立され、日本では誰もが知っている企業です。クオリティの高い炊飯器やマホービン、キッチンや家電製品などで有名です。もしあなたが日本で、レストランやキッチン用品店に行ったり、ホテルに滞在したことがあるなら、象印の製品を使った経験がきっとあるでしょう。

象印は、象のマークをトレードマークにしています。象のイメージがマホービンにふさわしく、また当時は東南アジアへの輸出が多かったため、現地の人にも親しみ染みやすいこともトレードマークに採用した理由のひとつでした。

Why / なぜ(目的)

2014年から象印と共同で、グローバル市場に向けた真空フラスコ/マホービン(真空フラスコの保温性の質の高さを表現)のデザインに取り組んでいます。

2018年にはヨーロッパ市場への再参入を目指した卓上ハンドポットのデザインを依頼を受けました。これに加え、2019年フランクフルトで開催された”アンビエンテ”において、象印製品のユニークな特性と日本文化の本質と伝えるための展示ブースのデザインにも携わっています。

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How / どのように(何をしたか)

ブランド構築のアクティビティとして、私たちは新しいハンドポット独自の形を見つけたいと考えました。そして調査の結果、殆どのハンドポットは水平構造「フタ、本体、ベースはシンプルな円形の断面」であることに気付きました。

この新しい製品では、本体全ての水平ラインを排除する垂直構造を使用し、先に次第に細くなっていく十角形の断面を生み出すことでユニークな多面的形状をハンドポットに与えました。

展示ブースでは伝統的な日本建築の要素について考え、”のれん”(日本でレストランに入る際によく体験する床から浮いているスクリーン)を使用し、伝統的な木の格子と組み合わせました。着物や芸者などの海外から見た典型的な日本のイメージに言及することなく、この建築要素とシンプルな白色の背景を合わせることで日本らしさを伝えています。

最後に私たちは漫画ポストカードを含む展示資料の企画・デザインを手がけました。

What / 何を(結果)

日本文化の図像学と象印独自の製品機能を組み合わせることで、欧州市場での象印ブランドの再構築に成功しました。ハンドポットはUSやEUの消費者や見本市の訪問者にとても好評を博し、その後、栄えある2020年の German IF design awardとthe American Chicago Anthenaeum Good Design Awardを受賞しました。

私たちは日本との20年以上の経験から、多くの日本企業が ”日本の工芸と文化の歴史において、どの要素が海外市場で彼らの企業や製品を最も差別化することができるのか” についてのアドバイスを求めていることを認識しました。

The Division について ~ クライアントからのコメント

象印とのプロジェクト例はこちら:

Zojirushi Ambiente – Exhibit stand

Zojirushi – Table flask

象印と同じカテゴリーのプロジェクト例はこちら:

Makino - Kitchen scales

Buffalo – Design identity

Panasonic – Design identity